マインドセット「やればできる!」の研究【書評】

エッグの書評

キャロル・S・ドゥエック 著(草思社) 2016/1/21発行


「ビルゲイツ絶賛!」という黄色い帯のついたこの本は、
メンタリストDaiGoさんがオススメしていたので読みました。
(ちなみに先日の「スタンフォードのストレス〜」もそうです。)

著者のキャロル・S・ドゥエック氏はスタンフォード大学心理学教授で、
30年来、人間の思考様式の研究を行い大きな業績をあげています。


マインドセットとは「心のあり方」。

自分の性格と思っているものの多くが、
この「マインドセット」の生み出しているものなのだそうです。
そして今、自分がどちらの説を信じるかによって未来が大きく変わってくるというのです。

はじめに、わたしがこの本を読んで思ったことは、
人のもともと生まれ持った能力というものは大して重要でなく、
自分の能力を伸ばす、「やればできる」という信念(しなやかマインドセット)」を
持てることの方が大きな価値がある。ということです。

この本では、二つの考え方が出てきます。

一つは、
閉じた考え方「硬直マインドセット」。


これは、自分の能力は固定的で変わらないと信じている人。

その特徴は
・自分の能力を繰り返し証明せずにはいられない
・つまずいたらそれで失敗
・努力は忌まわしいこと
と思っている。など。


もう一つは、
しなやかな心の持ち方「しなやかマインドセット」。

人間の基本的資質は、努力しだいで伸ばせるという信念を持つ人。
・成長できなければ失敗と考える
・失敗は可能性を秘めた未完成品の証で、これから伸びていくための手がかりととらえる
・思い通りにいかない時も、粘り強く頑張りを見せる
・自分を向上させることに関心を向ける
・努力こそが人を賢く、有能にしてくれる
・学習や建設的行動に関心寄せている
など。

「硬直マインドセット」では、
能力は変わらないと信じているので、
自分の能力伸ばすことよりも、
自分に「自信」があって、
自分の能力を誇示することが大切。

「しなやかマインドセット」にすると、
自分の能力上げるにはを努力することが大切なので、
自然と努力の仕方を工夫したり、いろんな体験から何を学べるか、
どう成長できるかと考えることにつながるのです。


どの信念を持つかは自分の自由です。

最終的な結論はというと、
「硬直マインドセット」は
結果的に早い段階で成長が止まり、可能性を発揮できない。
すべてを決定論的な見方でとらえてしまう

これに対して
「しなやかマインドセット」は
結果的により高い成果を達成できる。
すべてを自由な意思で切り開いていける。

ということだそうです。

わたしは「しなやかマインドセット」の方がいいと思いますが、努力は必要です。(ちょっとめんどくさい)

この本では、
・スポーツ
・ビジネス
・(人との)つきあい
・教育

について、しなやかマインドセットを活かした成長のエピソードを多数書いています。

エジソン、ダーウィンなど偉人のことから、新婚生活からつまずいたカップルのこと、スポーツ選手の話まで
いろんな例があり、人生についての様々ことにこのマインドセットを活用することができます。

とても面白いエピソードばかりなので、気になった方はぜひ読んでみてください!

今まで自分の中にあった常識と思っている、思い込みを変えてくれるかもしれません。