魚 豊 著(小学館)/2020.12.16
マンガです。
15世紀ヨーロッパ、まだ天動説が信じられていて、違うことを言っただけで異端(神の思想に背く人)といわれ拷問され殺されてしまう時代の話。
わたしはあまりマンガを見ないのですが、ホリエモンやほかのインフルエンサーが書評で紹介していたので興味がわき
読んでみました。引き込まれてしまい、あっという間に読んでしまいました。
今ではもちろん地動説が当たり前になっています。
でもそうじゃない時代を経て今がある。
この話の中では当時主流だった天動説に疑問を持ち、隠れて研究をする人たちが出てきます。
しかしそれは神に背くことで、見つかれば改心しないと処刑されます。
でもそこでは、美しい天体に魅せられ、自分の信念を貫き通し、真理を追い求める人たちがいて、
一度でもそこまで感動できるような、命をかけられるような美しいものに出会えたら幸せな人生だと思うのです。
自分が実際そんな目にあったら絶対フツーに嘘ついて逃げますけど!
第1巻では、天才大学生が地動説の研究資料を隠して、命と引き換えに後世の人に託し(彼も他の人から託されたのですが)、幸せな顔で亡くなっていきます。
はじめ彼は裁判で改心を宣言して刑罰を逃れようとしていたのです。
ところが裁判の前日に刑務所の小さな窓から見た月明かり、宇宙の美しさに自分の心が抗えなかったのです。
その後も、資料は人から人へ託されていき、研究が進んでいきます。
託していく人は皆異端で殺されたりして亡くなってしまうのですが、皆最期は幸せそうなのです。託したことで安心できたのでしょう。
第三巻まで読みましたが続きが楽しみ!
信念を誰かに託す。そして自分の信念を受け継いていってもらう。真実を追い求める。
そういう人たちの情熱、愛、感動というものが今の地動説を作り上げたのか。
と思うと、今夜の空、星が違ったものに見えるかもしれません(なんてロマンチック♡)