二級建築士【製図】必要な道具 おすすめ





製図試験にあたり必要なもの、おすすめの道具について、実際わたしが使用したものを解説していきます。効率よく、きれいな図面を仕上げるために重要な項目なので、しっかり検討して自分に合った物を使用してください。

※わたしが受験した年は木造でしたので、RCの場合は異なるかもしれませんがご了承ください。


試験で使用したもの
(もちろん練習にも使います)

1 A2平行定規 [MAX製] & マグネットプレート

学生の時に使っていたものがあったのでそれを使用しました。試験対応以外のものは使用できないそうなので注意が必要です。用紙を固定するのはマグネットプレートを使いました。ドラフティングテープで止めても良いのですが、定規につっかえてしまったりして、わたしはどうもしっくりきませんでした。
試験用紙は正確に平行に貼るよう、細心の注意をはらいましょう。こういった細かいところにも気を使うことで、きれいな図面が書けるようになります。定規の下面には4のフローティングディスクを貼り、汚れを防止します。






2 滑り止め付平行定規の台(まくら)(自作しました)

作り方は簡単です。
ダンボール(幅は平行定規より狭いもの、長さは適宜)を三角に折り曲げ、幅広の輪ゴムで3箇所止めます。それをちょうどいい角度になるよう平行定規の下に置きまくらにします。輪ゴムが滑り止めとなります。平行定規の傾斜角度は30度以下という制限がありますので、あらかじめきちんと測っておきましょう。
かなり便利です! 滑り止め効果もバツグンです!簡単に作れますのでぜひ使用してください。

滑り止め付平行定規の台(まくら)




3 製図テンプレート

通常、縦の線は三角定規で引くと思われがちですが(学校でもそう教わりました)テンプレートで代用しましょう。
最初はえっっ、と思うかもしれませんが、書いていればじきに慣れます。軽いし、大きさも手頃で扱いやすいです。(前は当たり前のように三角定規で引いてたけれど、重いしデカイ。)なるべく手間をはぶく工夫をしましょう。
持ち替える手間が減り、時間削減となります。わたしは [DRAPAS NO.E509N]と [STAEDTLER 976 03 ]をつかいました。[STAEDTLER 976 03 ]の方が少し厚みがあるので線が引きやすいです。





[DRAPAS NO.E509N]は厚みがあまりないのですが、丸型のテンプレートが最大直径40mmまであるのと1/100のほか1/200のスケールもついていて便利です。1/200のスケールは矩計図のまたは部分詳細図でつかいます。

製図テンプレート
DRAPAS NO.E509N
↑こちらは「DRAPAS NO.E509N」
裏側からフローティングディスクが透けて見えています。こんな感じに貼ります。



これがあれば三角スケールは不要です。わたしは [STAEDTLER 976 03 ]を主に使い、大きな丸を書く必要があるとき、矩計図を書くときは[DRAPAS NO.E509N]を使いました。これにも4のフローティングディスクを下面に貼り、汚れを防止します。貼ることにより持ち上げやすくなりますし、厚みもやや増して線が引きやすくなります。製図テンプレートも試験対応以外のものは使用できないそうなので、注意が必要です。

4 フローティングディスク(金属の丸くて小さくて薄い板)

1・3で解説しましたが、定規の下面に貼ってこすれ汚れを防止します。さらにフローティングディスクの上からセロハンテープを貼って、滑りやすくしましょう。(貼らないとつっかえますので必須)

フローティングディスクの使用例
↑フローティングディスクの上から角をおとしたセロハンテープを貼る




5 0.5mm 製図用シャープペンシル 2本 & 2Bのシャーペンの芯

実際使用するのは1本だけです。
0.5mmのシャーペン1本で、立てたり寝かせたりして線を書き分けます。細さの違うものを数本使うと、そのたびに持ちかえなければならず、時間がムダになってしまいます。予備で数本は必ず用意しましょう。2〜3本あれば安心ですね。わたしは [Schneider Graffix 0.5] を使用しました。軽くて、太さがちょうど良くめちゃくちゃ書きやすい。予備は [STAEDTLER 925 25-05]。やや重みがありしっかりしています。
ですが、結局こちらは使いませんでした。これも書きやすいですが、好みによりますね。これらは、文房具屋さんで試し書きしまくって購入しました。芯は2Bです。やや濃い方が書きやすいです。これも好みによりますね。



[おまけ]
試験では使用になかったのですけど、これ、めちゃくちゃオススメです↓
軽くて書いやすい、何しろお安いw コスパ最高!


6 勾配定規

部分詳細図または矩計図で屋根を書く時に使います。わたしの時は部分詳細図でしたが、屋根の部分が出題されたので使いました。矩計図の時は必要です。

7 消しゴム

よく消える物を選びましょう。わたしはいつでもMONOを愛用しています。予備は必ず用意しましょう。2~3個あれば安心ですね。

8 製図用ブラシ

こまめにはいて、常に机上はきれいにしておきましょう。

9 ティッシュペーパー・ウエットティッシュ

汚れ防止に使用します。定規はこまめにティッシュで拭き、汚れを残さないようにします。また寸法や室名を書く時に、図面をこすって汚れないよう手の下にしきます。ウエットティッシュは手が汚れた時、拭くのに使います。きれいな図面を仕上げることは大切です。


10 蛍光ペン ピンクや水色など

問題用紙の重要部分に印をつけます。わたしはピンク色のみ使用しました。

11 電卓(計算機)

面積を計算します。面積表だけでなく、エスキスでも大活躍! 大きくて数字が見やすいものにしましょう。