二級建築士【製図】独学
伏図ほか 書き方コツ


2階床伏図兼1階小屋伏図が難しい、苦手、分からない、書けない…


そう思っている人は多いでしょう。見るだけで複雑そうです。ですが、決してそんなことはありません。エスキス、平面図さえ終わってしまえばもう怖いものはありません!!(とはいえ気を抜かず、慌てずにいきましょうね)

床伏図、ほか矩計図・立面図・断面図は、ほぼ暗記教科です! そう言い切れますw あらかじめ寸法を決めて暗記することで、考えずに書けるようになります。

しっかり覚えて自信をつけましょう。



2階床伏図兼1階小屋伏図

2級建築士 設計製図試験課題対策集 2019年度版  / 日建学院教材研究会 著(最新年度版をご覧ください)

この本には伏図の書き方についての図解と詳細な説明が載っています。この通りに進めていくと、あっという間に書き上がります。本当にすばらしく分かりやすいです。これを見なくても書けるようになるまで練習すれば、バッチリですよ。たびたびご紹介していますが、まだ見たことない方、必見です。





矩計図(部分詳細図)ほか

まずこちらの図を見てください。



◎の高さの寸法を決めて、暗記します。寸法は、自分で書きやすいように調整しながら決めてください。屋根の最高高さも、計算の方法を覚えてください。それをもとに、矩計図ほか図面を書いていきます。


必ず、一番簡単に書ける場所を選びます。わざわざ難易度の高い場所を選んではいけません。(また言いますが、平面図の切断の記入位置も間違えないように。)

矩計図はすべて暗記します。見なくても書けるように、練習あるのみです。どの場合でも対応出来るように、想定できるものはすべて書けるように準備します。
例えば、

・一階床(基礎含む)は掃き出しがある所とない所、床が土間コンの所とそうでない所

・窓は庇がある所とない所

・外壁の仕上げの材質は、湿式(塗り壁など)か乾式(サイディング貼りなど)か。(2019年は乾式と指定されました)

・部屋の内装仕上げが、耐水性が必要な所、そうでない所

・屋根は、わたしはスレート葺にしました。瓦だと書くのが大変なので(練習はしておいた方が良いです)。

※高さは必ず立面図、断面図と整合させます。


【断面図・立面図】

必ず、一番簡単に書ける場所を選びます。平面図の切断の記入位置も間違えないように。(矩計・部分詳細図と同じ)上の図の通り高さが決まっていれば、迷うことなく進められるはずです。

立面図でも、表現は必要最低限にしましょう。細かい屋根の線を書かなくても大丈夫。



〜自分のことについてご紹介〜
短大の時に、授業で課題の図面を書いただけで、仕事で設計の図面を書いたことは一度もありません。しかも、もう建築の仕事を離れて20年以上過ぎていました。そんなわたしが46歳の時に独学で二級建築士に合格しました。このブログではわたしの経験をもとに、独学勉強のコツをお伝えしていきます。

では頑張っていきましょう!!


伏図ほか まとめ

暗記すればほとんど解決します。できるだけのことをやって、しっかり準備しましょう。


→ 次回は重要なテキストについて、お伝えします。
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